Android で ECU を覗いてみる

こんなの買いました。 ELM327 とか呼ばれているものです。

自動車の ECU などで使用されている CAN Bus を RS232C やら Bluetooth/SPP に変換してくれるので、 OBD-II プロトコルを喋るソフトウェアを用意してやれば色々見れる。

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こんな感じで自動車の OBD-II ポートに接続する。写真は実家のホンダ・フィット GE6 でございます。

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エンジン回転数やら O2 センサーやら吸気圧やら Mass Air Flow やら色々取れて大変興味深い。

写真で使っているのは Torque という Android アプリです。

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取れるデータが多めに出ているビューだとこんな感じ。

日本車は割と OBD-II プロトコルから外れたデータが流れている場合が多いらしく、車種によっては取れない情報があったりするようです。

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フィットみたいなおとなしい車じゃなくて、過給器付いてたり大排気量の車のほうが色々おもしろそう。とりあえず峠道で助手席に乗って「わざとノッキングしそうな条件」で運転してみたりすると、ものすごい勢いで進角させたり燃料噴射量を増やしたりして ECU が頑張っているのが見えて大変面白かったです。

フィットはフィットで無段階変速機の変速比が取れたりするので、 CVT 制御の様子とか燃費向上のための燃料カット、オルタネーターの制御なんかが興味深い感じ。

XOOM みたいな大画面の Android タブレットだと、表示できる情報量が多くて (助手席で覗いてる分には) 良い感じでした。

速度やハンドル角だけでなく、ウィンカーとかの電装系の情報も取れるようなので、これを利用して Google Navi がもっとイカす感じになったりしないだろうか。